受けた恩は忘れず生きているつもりだったが、すっかり忘れてしまっていた事柄を見つけて少し情けない。
昔の先輩に遭遇して話したのだが、帰宅してから無職になった時バイトに復帰出来るよう手配してくれたのがあの人だった事を思い出した。
エゴかもしれないが、昔のまま迎えてくれる場所があるのは嬉しい。
いつまであるかは分からないけれど。
確かにあの場所で働いていた。
思い出が美化されている部分はあるだろうが、当時唯一社会との関わりを持っていた場所。
何とか今生活出来ているのも、あの場所での薫陶があったお陰だろう。
次会ったらさらりと礼を言いたい。
辞める時にも言ったのだろうけど。