自分が思う正しさに確固たる裏付けなどない。 誰かを否定する事の上に立っている感情を誰かに分かってもらいたいなんて、傲慢に過ぎない。 自分が一人で今の場所から消えていけばいい。 安い感傷が最高の酒の肴になるだろう。

朝、職場の駐車場に残された車を見て察してしまう。 全て自分の都合のいい妄想に過ぎなかった。 朝から胃が痛い。 こんな事なら何もかも知らない方が良かったのではないかと考えてしまう。 少しだけ心が救われた瞬間もあったけれど。 週明けから頑張れる気が…

楽しげにお喋りをする同僚の声を聞きながら作業していたら、昨日ラジオ番組で聞いた一言が脳裏に浮かんだ。 別にまだ何も行動を起こしていないのに勝手に色恋の渦中にいる気分になっているような、自分の気持ち悪さに気付いて以降、胸からモヤモヤが消えない…

仕事に嫌気がさしている事に気付いてしまい、隙を見ては有給を使い職場から逃げ出す日々。 今日は昼で切り上げて銭湯へ。 帰宅して遅い昼食とビール。ここだけ切り抜けば悪くないように思える。最大の懸案事項は仕事ではない。 三十代男性の気色悪い青さを、…

ふとした瞬間にクソ野郎どもの顔が浮かんで気分が悪くなる。 大将も兵隊もやり方が下手過ぎる。 自分の中で離れる為の言い訳は十二分に出来上がっている。まだまだ知らない道があった。 ガードレールの無い急カーブが続くような道だが、以前より軽快に走れる…