ただアテにされているだけなのだが、善人面して気持ち良くなっている部分があるのか、安請け合いしてしまった。
見返りがなくても、下心はなくならない。
いつもの徒労という奴だ。
甘んじて、泥にまみれ汗をかき、最後に無力感を噛み締めたいと思う。
今の生活から自分を引っ張り出す術を、今も探している。
年齢と共に選択肢は狭まる。
私は日々愚痴をこぼすだけで、一歩も進んではいない。
かなり体調は良くなった。
喉の痛みが幾分和らぎ、食事出来るようになった。
立ち上がれなくなって這うようにベッドに転がり込んだり(泥酔した時と怪我による貧血以外でこういう感覚は体験した事がない)、痰と鼻水で気道が塞がれたのか息が出来なくて聞いた事のない音が口から出たり(二回)、救急車が頭をよぎる瞬間があり、パンデミックを引き起こしたウイルスの恐ろしさの一端を見た。
ただの風邪かな、という期間が二日ほど続き、その後の一日の夜間に上記の出来事が立て続けにあり、ジェットコースターが降下するように悪化。
喉の痛みが凄まじく、一口の水を飲み込むのにも覚悟が要る始末だった。
病院に行ってからは少しずつ良くなり、今に至る。
布団の中でクソ幹部連中への憎悪を噛み締めていた。
辞めよう。
健康が一番。
人混みを伴う余暇の使い方は、やはり向いていないのかも。