2023-07-04 三十幾重の夏 生活 三十歳過ぎた辺りから、はっきりとした記憶がない。 漫然と日々を過ごしてきた。 パンデミックがあり、日常に変化を起こす事が困難であった事を差し引いても、ちょっと。 記憶がないというより、座標を上手く認識出来ていないという方が良いか。 なんにせよ歳をとり、今日も仕事であるという事実だけが、眼前に横たわっている。