さらば定職の光

「佐賀事変 其の弐」素晴らしかった。
観終わった後、時代物が恋しくなり修羅の刻を読み返した。

人生何かに追われているような気がして、一度帰宅してから夕闇の中を山あいの道の駅まで走ってきた。
虫だらけになるヘルメット。
自分を焦らせるのは自分。

遂に身近な所から離脱者が出始めた。
乗っていた小舟が転覆して、移ることが出来る船が他にあれば自分だってそうする。
誰も責めはしないだろう。
完全に破綻するのを待っていたら、本当に生活が立ち行かなくなる。
給与カットの噂も現実味を帯びてきた。
僕も決断しなければならない日が来るのか。
まさかこんな形で再び路頭に迷うとは。
今まで重要な選択を誤ることの繰り返しだった。
確かに過去の自分自身が選んだこと。その結果。
物凄い前向きに考えれば中々できない体験をしている。
願わくばそんな体験したくはないけれど。

また新しい生活を選べる機会があるのだと思うしかない。
他の船を探すか。