故意と火曜日

何とか役割を果たして早めに退勤したのだが、ちょっとした事がずっと心に引っ掛かって心は晴れない。
決められた方法に則り、出来るだけ丁寧に説明を尽くしても相手が気に食うか食わないか分からない。
相手は基本的に個人事業主で、しかし士業のフリーランスのような従うべき法や規則もなく(本当はあるが誰も気に留めない)それぞれ自分に都合の良い無茶苦茶な言い分をぶつけてくるので我が部署は疲弊している。
中には物腰柔らかに対応してくれる人もいるけれど、圧倒的少数。
日々人間の嫌な部分だけを延々思い知らされて、死んだふりをしてやり過ごすのが賢いのだろうがそれが叶うほど人手があるわけではないので結局最前線でボロボロになるしかない。
この期に及んで思うのは、なんだかんだ接客していたのが役立っているなという事。
前の会社で身に着けたものもきっと全くの無駄ではないと思う(思いたい)が、小手先の技術は別の場所でも覚えられる。
ろくに学校へも行かずアルバイトしかしていなかった、駄目な時代が10年経って下地になっている。
喜ぶべき事か分からんが。
もっと自由で気楽に生活したい。
どこへ行ったって同じ部類の憂鬱はあると知っているけれど。