破戒

三十過ぎてまで下らない制約や遠慮の中で生活するのはまっぴらだ。
もう引っ越す。

しかし働きたくない。
車買い換えてる場合じゃなかったんじゃないか。
働き続けるのであれば必要な物ではあるが。
今更無職になったら今度こそ再起不能になりそう。
戻れるバイト先も、今はもうない。

カッコつけてもカッコつかないことばかり。
そんな事が一体何になるというのか。
皆様々な場所に生活があり、自分の目に映るものはその一欠片に過ぎない。
カッコつける事自体は否定出来ない。
自分のそれは虚勢以外の何物でもなく、中身はない。
生物の本能なのだろうが、後々思い返した時に大体居たたまれない気持ちになる。