口八丁

上辺すら繕えない。
カッコつける事も、自然でいる事も出来ない。
心身に染み付いた下らない性のような。

基本的には全く働きたくないが、金は無く、事が動き出せばそのサイクルに甘んじて身を任せる。
芯も柱も無い。
一時格好付けても。
周囲には各々の生活がある。
職場の門をくぐった後に、孤独の中へ帰っていくのは自分だけなのではないかという諦めに似た感情を抱く。