血族

一連の問題について。

普段ほとんど連絡を取らない兄弟に連絡した。
その事がきっかけでわざわざ帰省してくれたので、話し合いの場を持った。
精神的に追い詰められ、自分が推し進める選択肢以外の道が見えなくなっていた。
可能ならばその方向で行きたいのは変わらないが、症状の変遷を見ると揺らぐ部分もある。
何度もそれに騙されてきたわけだが。

基本的な立場は同じだった。
血を分けた者というのは不思議なもので、別々に暮らした時間もかなり長くなるはずなのに全く違うルートから同じような考えに至っていた。
渦中から一歩引いた視点からの話もしてくれた。
別に今まで下に見ていたわけではないが(寧ろ多くの点であちらの方が優れていると考えている)、初めて対等に意見交換した気がした。

それぞれの人生がある。
選択を押し付ける事は出来ない。