不穏

近所の爺さんから嫌な話を聞いてしまい、もう忘れたい糞みたいな記憶が蘇る。
他人から身内の噂を聞くことが既に耐え難いのだけれど。
万に一つ爺さんの話が事実だったらと思うだけで胃がむかついてしまう。
また同じ事を繰り返すのならば、今度こそ絶縁しなければならない。
再び同じ状況になった時、きっともう耐えれない。
自分の中に原因を探して、鎹になろうとしたばかりに疲弊してしまった。
肝心の本人は全く反省していない。悪いのはいつも自分以外の誰か。
この件が絡むと奴だけでなく世の中の殆どに不信感を抱くようになる。
僕の中のいい人ぶった部分から腐り始めて最後には何も残らない。