茶番

やはり奴は何も反省していなかった。
「謝罪の場をセッティングし反省している自分」に酔っているだけ。
本当に申し訳なく思っているのならあんな言葉は絶対に出てこない。
紙切れと食事だけで何のかもチャラになっただろうという考えが甘い。
そんな上辺の物は要らない。
昔誰かが歌っていたけれど、何もかも許したと思っているのかと。
誰だって失敗はあるし、僕自身褒められた人間じゃない。
謝ることも許すこともきっと楽じゃない。それでも折り合いを付けたいから口を開き耳を貸す。
でも結果出てきた言葉が自己肯定と自己陶酔の塊では・・・。
もう、無理だろう。
反吐が出るような空間だった。
自分も甘いので、心の何処かで元通りに出来るのではないかという期待があったけれど、もういいや。
日曜日の貴重な時間を無駄にした。
他の家族の手前行ったけれど、これで最後だ。
とんだ茶番劇だった。