CAN (NOT) REDO

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』観てきた。以下ネタバレあり。

なんてこった・・・これは・・・。
序・破からの流れで明快な物語に行くのかと思いきや、旧劇場版を見終わった後のようななんとも言えない感覚を覚えた。
破でレイを助けようと手を伸ばし、サードインパクトが起きるにせよ希望が見えた気がした。のに。
なんか巨大戦艦に乗ってるし・・・。

まずミサトさんと新キャラの皆さんがシンジ君に対し冷たい。
新キャラ達はともかく、ミサトさんあんた・・・。いくら本物かどうか怪しんでいたにせよさ。
立場上難しいのだろうが14年時間が飛んでる人間にいきなり「なにもしないで」はないよ。説明してやれよ。
「行きなさい!」とか言ってたのもあなたじゃないですか。ゼルエル倒せなかったら結局惨劇が起こっていたんじゃないの。
「ごちゃごちゃ言ってないでアスカを助けろ」と散々言っていた僕でも今回は同情するわ。そりゃ絶望する。

アスカ派としては終始アスカさん(28)大活躍でそこは満足。
まさかチルドレンが再び年上になろうとは・・・。
冒頭の宇宙戦から対13号機戦まで、マリとのコンビネーションもかっこよかった。
どういう経緯でマリがヴィレ側に付いたのかは分からないが、破で2号機のいい所を持っていった彼女を終始サポートに廻すあたり流石ユーロ空軍のエース様である。
「あたしは助けてくれないんだ?」、感情が垣間見えるこの台詞だけで白飯食える。
しかしこのアスカ優しい。
面会時は硝子にヒビが入るほどの怒りをぶつけていたのに、「助けてくれないんだ?」と言いつつもシンジの手をとり引きずっていくラストは良い画だった。蹴っ飛ばしたりもしてたけど。
人をガキ呼ばわりしておきながら精神的には特に大人びた印象が持てなかったけれど、終盤の一連のシーンでお姉さんになったんだなーと。
宮村さんの「あんたバカァ?」は卒業、みたいな一言も分かる気がする。

新キャラのCVが沢城さんと伊瀬さんで俺得でした。
話は14年をすっ飛ばしているので正直まだよく分からない。
次タイトルはヱヴァからエヴァへ戻るようだが・・・。