哀しみの傘

久々の店長氏ねの日だった。
業界・企業研究を怠らず、毎日日経読んで熱心に就職活動して辿り着いた先が辺境の地の雇われ店長かよ。
たとえブラックだろうが3Kだろうが、自分で稼いで飯食ってる人に偉そうな事言える身ではないのだけれど。
それでもお前が言うな、と言いそうになった。
もう手伝わなくていいからさっさと帰れ。

八方・・・とまではいかなくとも六方くらいは塞がった気がする。
来る日も来る日も寝過ごして、やりたい仕事もやらせてもらえる仕事も無く、その根源は全て己にあると知りつつも、明るさを帯びて行く空に絶望と欲望を見る。