帰れない3ヶ月

涌き出る物欲と残高と求人広告の間で揺れる休日。
電機屋の短期バイトと、以前働いていたいた店の別店舗に絞った。
本当は同じ店が勝手も分かっているし楽だが人が足りているみたいだし何度も戻れるものじゃない。
下らない見栄。今回は進路が決まっているので状況は違うのだけれど。

自分の器が小さいのは分かっているが、もう顔を見るのも声を聞くのも耐え難い。
散々嫌な思いをさせられ、愚行の尻拭いを強いられ、それでも子供だったので根本から否定することが悪のように思われて我慢を続けるしかなかった。
一度改心したように見えても何度も同じことが繰り返されてあの人に対する僕の感情は一度死んだ。
年齢的には大人になったがもう笑って接することなんて出来ない。
思考回路が頑固にもう奴と関わるなと言っているように気分が悪くなる。
会いたくない。

道が決まったら決まったでこの閉塞感。
冬は考えが堂々巡りしてしまう。