約束された敗北の件

面接の予行に受けたところは不合格。
あの時期に論文、集団討論、面接まで経験できたのは幸運であった。
本命に落ちたら全く意味を為さないわけだが………。
次弾に関しては再び筆記を通過出来るか否かの瀬戸際。
サボりすぎた。

駐輪場が毛虫の海になっていた。
踏まないようにバイクを出した。
夕暮れの色が濃くなり、夜は深くなる。
季節は秋。あっという間に日々が過ぎる。
何とか再始動出来た。
毎回毎回ギリギリ。結局口だけの男。