こんな夜に

あまりに胸の内がモヤモヤするので、あてもなく出掛け車の中で大声で歌ったら少しスッキリした。
ほんの少しだが。
振り返ってばかり、後悔してばかりの日々に価値は無い。
いざとなれば恥をしのんで出戻る道も多分まだ残っている。
その時までやれるだけやればいい。
その為の、背水の陣を作り出す為の行動だったのだ。
残ったところで「このままじゃいけない」という気持ちが別の形で心を蝕むだけ。
決着を着けなければ逃れられない。
忘れていた。思い出した。
切符を勝ち取った後はハッタリ使ってでも生き残ってやる。