夏も終わりだと彼は言った

従兄弟と川辺に涼みに行ったとき、叔父がそんな事を言っていた。
まだ8月半ばやん、と思っていたけど日々に忙殺されてもう夏終わりそう。
暑さは残っても夏は終わるのだ。
さよなら僕らの夏。なにもしてない。
営業車の中で聞く高校野球くらい。

いよいよ仕事行きたくない。
こんな所で潰れてたまるか。
来年には再び自由を、という妄想と共に酒を飲む。
1日350缶1本。

旅に出たい。放浪したい。