部室

アマガミ・梨穂子√のイベント回収で茶道部の先輩達を見たせいなのか、部活動について少しばかり考えた。
結局中学から大学まで何一つ貫徹できなかったなぁ。今、空っぽの人生を絶賛放映中なのもその辺が一因なのかもしれぬ。
中学時代は夏休み終わる頃から練習に出なくなってそのままフェードアウト。
一年はまだ試合に出られる時期じゃなかったけど、せっせと先輩達の試合に呼ばれるがままに出掛けて雑用をこなした。
夏休み明けると雑用はサボり外部のクラブに通っていた奴等がレギュラーになった。
高校の時は最初から入る気が無かった。遠距離通学だったし。
大学は1年、5月の連休前に意を決して古式ゆかしい、日本伝統の部活に入った。先輩方は良い人だったし部室の立地等も良かった。
なのに部費と練習の多さ、そして「俺は軽音に入ってゆくゆくはミュージシャンになるのだ!」という残念な思考により辞めてしまった。けいおん!ブーム到来の前年であった。
一年の5月下旬から年が変わるくらいまで再受験を画策したり、学歴コンプ全盛期だった事も理由の一つになった。
中学高校時代の選択は多分間違っていなかったけれど、最後のは失敗だった。
ぼっち云々は関係無く、ミーハーでもなく、純粋に興味を持てたものだったのに。
二年以降は一瞬軽音系に混ぜてもらったり、新興サークルのビラをもらってきたけど連絡できなかったり、再履修の嵐の中で課外活動とかどうでもよくなったりで気付いたらぼっち。
最近思うのは、活動の内容はともかく部活やらサークルに最後まで参加するという事が重要なのだ。
多少のコネクションと身の振り方を学べるだけでもプラスだと思う。甲子園に出られなくても3年間毎日泥にまみれて練習した奴とぼけーっと爺みたいに過ごしていた僕とでは芯の強さが違う。
何の根拠も無いが中学高校と帰宅部で、かつ根暗な人間がぼっちになる可能性は非常に高い気がする。
暗い気質の人間こそ、少なくとも若いうちは何らかのコミュニティに属し続けなければならない。学校や会社のような半ば強制される場所では無い居場所が自宅以外に必要なのである。
色々考えた所でそれを話す相手は居ないのだが(ぼっちだし)、バイト先の後輩とかでそこはかとなく非リア臭がする子にそれとなく言ってみたり・・・しないけどね、人には事情があるし。

まあ何が言いたいかというと、部室でたむろったりする青春は戻ってこないし、仮にデロリアンや時空の歪みやらのせいで過去に戻ったところで帰宅部だからそんなものはないし、薫のような悪友も居ないという事です。
悪友・・・悪友ってなんだろうな。あの子元気かな。

何かの間違いでこのページにやって来た中学3年生、高校3年生、大学1年生がいたら声を大にして主張したい。何でもいいからクラブ入れ。

1〜2年前、ザの人随筆に過去を懐古する記事ばかり書いていた。
最近は目の前の事に追われてそんな事は少なくなった。単位やべえ。
いつの間にか妹はいつかの僕と同じ歳になった。だけど話す事は無い。彼女は間違えないだろう、きっと。