恩讐の夕べ

職場での苛々が積み重なり、甘酸っぱいあれこれは彼方へと消え去った。
後に憂いを残すやり方はするべきではないし、根幹をなす規則から外れた事柄は認められない。
恫喝されて方向転換しようとしていたので意見具申したが、うるさい奴だと思われただけだろう。
無益なお喋りばかり達者で、肝心な時に役に立たないようでは大将ではない。

感情を表に出しているうちは甘いのだと、久々に思い出した。
職場へ遊びに行っているわけではない。
誰にどう思われようとやるべき事をやるだけ。