朱と赤

ちょっとした事で苛ついて心に引っ掛かったモヤモヤもいつかは消える。
忘れられるだけの手段を持っていたのだった。

良い人面していたって、それだけじゃな。
過去の経歴なんて、此処では多くの場合何の価値もない。
ただそっと、心の中の信用できない人物フォルダへ投げ入れた。

皆大人になって、時間は止まらない。
珍しくエアロスミスを聴いていたら、なんだか泣きたくなった。